最近ぜんぜん海外に行ってないねぇ。リゾートなんて、前に行ったのいつだっけ? そういえばマイレージがけっこうたまってるぞ。。。という感じで、わりとポンポンと旅行が決まり、クライミングもできるし前から行きたかったしということで目的地はクラビーに決まりました。しかし、そこから先はネットで検索してもコマカイことはいまいちよくわからず、本屋さんでガイドブックをみても詳しいクラビーの情報は見つかりませんでした。ということで、実際に行ってみて得た知識・情報などを簡単にまとめてみました。
今回、バンコクからクラビーへの飛行機やライレイでのリゾート、送迎などは
HotelThailand.comにお願いしました。とても対応がよく、いろいろと助かったし、少し不都合があったのですが帰国してからクレームを入れたらすぐに丁寧に対応してくれました。おすすめのagencyだと思います。また、帰ってからネットで検索して見つけたのですが、タイでのクライミングについては
Climbing in Thailandによくまとまっています。
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ひとことでクラビーと言っても、日本での県に相当(英語ではKrabi province)するため実はかなり広く、泊まる場所を選ばないとクライミングエリアまで通うのが大変かもしれません。プラナン半島にあるライレイやトンサイといったビーチが、クライミングエリアにとても近く、リゾートもいろいろとあって便利でしょう。我々は、よく知らないままにライレイにあるSand Sea Railay Beach Resortに泊まったのですが、これが大正解でした。クラビー空港からアオナン・ビーチまで30分ほど車で移動し、アオナン・ビーチからは船で10分ちょっとでトンサイ・ビーチ。さらに5分ほどでウエスト・ライレイ・ビーチです。タイ本土にあるにもかかわらず船で行くため、どこかの島に渡っているような感覚です。ライレイのまわりにはたくさんの岩峰があり、わくわくしてきます。アオナンからトンサイやウエスト・ライレイまでは100バーツです。
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アオナン・ビーチで車を降りたらロングテールボートに乗りこみます。乗るときには水の中にバシャバシャと入っていきます。膝上ぐらいまで水につかるので、濡れたくない服装をしていると泣きます。このボートは、ある程度客が集まったら出発するシステムで、客が集まらなければなかなか出ないという話も聞いていたのですが、我々の場合はすぐに出発したので真偽のほどはよくわかりません。写真の左側に見えている小さい岬をまわり込んだところがトンサイ・ビーチです。
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トンサイ・ビーチ。トンサイに泊まっている人はここで降ります。ちょうど干潮で、石灰岩だらけの干潟が見えています。船はこれ以上進めないので、船を降りたら干潟を歩いてゆきます。裸足や頼りないビーチサンダルでは怪我をしやすいかもしれませんので、しっかりめのサンダルがあったほうがいいかも。満潮の時はもっと陸地に近い砂浜のところまで船で行けます。まわりに大きな岩がたくさん見えています。
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リゾートに着いて一休み後、とりあえず近くを歩きまわって様子をみることにしました。我々のリゾートはウエスト・ライレイ・ビーチにあったのですが、イースト・ライレイ・ビーチまでは歩いて10分もかからないくらいでした。イーストのほうが安めのリゾートやレストランなどがたくさんあって、長期滞在にはもってこいでしょう。左の写真のようなクライミング・ショップ(ロック・ショップと言ってました)がすぐに目に入ってきます。このようなショップがライレイには10くらい、トンサイに5つか6つくらいあるそうです。
写真の右端に写っているドレッドヘアを立てた人(この人もクライマー)が素敵ですね。一瞬ジャマイカに来たのかと思いました。
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上の写真のロック・ショップはイースト・ライレイ・ビーチ沿いにありますが、そこからもう少し歩くと早速クライマーでにぎわっているエリアがありました(ルート図集を買わなかったのでエリアの名前は不明)。欧米人が多いですね。というか地元のガイドさんを除けばほとんどが欧米人でした。みな楽しそうにワイワイとやっています。我々は、しばらく様子をみて何人かのガイドさんにどのショップに所属しているのかを聞き、感じが良さそうだったKing Climbersにしました(他のショップがダメダメというわけではもちろんありません)。あとで知ったのですが、King Climbersはもっとも古いショップの一つで、このエリアのルート図集も出しているようです。ルート図集は600バーツ(約1,700円)と、ちょっと高い気がしましたがしっかりとした本です。買おうかどうしようか迷いましたが、次回でいいかということで今回はやめました。
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だいたいどこのショップでも、半日コース・一日コース・三日間コースの三つのプログラムが用意されています。値段もだいたいどこでも同じで、半日コースが7〜800バーツ、一日コースが1500バーツぐらいです(三日間コースの値段は忘れました)。他にもプライベート・ガイドを頼むこともできるようです。我々は、クライミングだけが目的ではなかったためロープは持っておらず、前述のKing Climbersで一日コースを頼みました。まずは一つ上の写真と同じエリアでウォーミングアップがてら簡単なルートを登ります。ビレイをしているのが今回のガイドのポーンさん。クライミング歴はたったの2年半ということでしたが、すごく上手でした(自分では一番下手なぐらいだって言ってましたが)。ロープのさばき方や登り方、ロワーダウン時の注意点などもかなりきっちりとしていて、言葉は悪いですが、意外な感じでした。手前右の白いシャツの女性はドイツ人のハイクさん。これがはじめてのクライミングだそうで、悲鳴をあげながらもがんばっていました。
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30mくらいのルートの終了点から。すごく眺めが良く気持ちのいいルートでしたが、そんなルートが山のようにあります。このルートの終了点は、大きな岩の下から1/3くらいのところで、さらに上まで行くことができますが今回はなしでした。そんなに難しいルートではないので、今度はロープを持参して上まで行ってみたいものです。上に書いたように一日コースだったのですが、最初の半分が終って昼食を食べていたらものすごいスコールがきたためガイドのポーンさんが残りの半分は明日にしましょうと言ってくれたため、二日間に渡ってクライミングを楽しむことができました。このように、今回はお客さん状態でのクライミングでしたが、次回は是非クラミングを目的に来てみたいと思いました。
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